2021/04/07 12:48
2021年4月。エクアドルに移住してきて約1年半が経った今、
わたくし吉原千晶は、エクアドル発ブランドceibos(セイボス)をここに立ち上げます。
世界は依然困難な状況にある中、ブランドを始めようと本格的に動き始めてから約4か月、いろいろな思いを感じながらここまでやってきました。
そこで今回、オープンにほんの少し先立ち、本ブログで
✓ブランドを立ち上げるに至った思いや経緯
✓ブランドコンセプトに込めた思い
の2点についてお話させていただきたいと思います。
ぜひ最後まで読んでいただけたら幸いです。
―どんな思いや経緯でブランドを立ち上げるに至ったのか
2019年10月、私はエクアドル人の夫との結婚を機に、日本での仕事を退職してここエクアドルに移住してきました。
夫と一緒に暮らすという目的のために移住してきたため、当初はとりわけここでやりたいことなどがあるわけでもなく、ただただ毎日なんとなくの日々を過ごしていました。
どれだけ街が安全なのかも分からなかったため、夫が仕事に行っている間は家からも出ず、一人家でテレビを見る日々。
「私こんなとこまで来てなにやってるんだろう、、、。」
「今の人生で楽しい、、、?」
元はと言えばそこそこアクティブに生きていたはずの私の心が騒ぎ始めました。
「私の強みってなんなんだろう、、、何ができるだろう、、、。」
そう考えたときに、「自分がエクアドルというなんとも珍しい場所にいる日本人であること」
そのこと自体がやはり既に強みでしかない!!!と思いました。
そこからその強みを生かしてできそうなこと、とにかく需要があって自分にできそうなことはなんでもやってみはじめました。
YouTube(下記にビデオ貼り付けておきます。照)、日系の子供たちへの日本語教育、そして自家製麺のラーメン屋。
詳しいことはここでは省きますが、こうして現在に至るまでいろいろとやってきた中で身に染みて感じたことは、
日本に興味のあるエクアドルの方々がとにかくたくさんいらっしゃる、ということです。
一方、日本の方からするとエクアドルと聞いてどんな場所かイメージできる人は、あまり多くないのではないでしょうか。
観光大使を気取って「日本の方にエクアドルについてもっと知ってもらいたい!来てもらいたい!素敵な部分を伝えたい!!」と大それたことを言いたいわけではないのですが、
ただなんとなく、自分の家族や友人を含め、日本の方がエクアドルという国をより身近に感じられるようになったらいいなあ、
そしてもし将来自分に子供ができたとき、自分のルーツである日本とエクアドルが両国にとってより身近な存在であったらいいなあ、
そんな風にいろいろな活動を通じて思うようになりました。
そんな時、日本にいる母から
「エクアドルの手作り品マーケットで買ったものがお土産で好評だったからいくつか代わりに買い足して日本に送ってほしい」
という連絡が来ました。
ふと思い返してみると、私もエクアドルに初めて訪れたとき、
先住民の人たちが作る刺しゅう入りの小物や、海岸地方でヤシの木などの自然素材を用いて作られるハンドメイドアクセサリーたちに
「素敵!日本の友達も喜びそう!」と胸を躍らせた覚えがありました。
その時をきっかけに、私は何かのスイッチが入ったかのようにひらすら
エクアドルの自然、文化、人の技術を活かして製作が行われているものについて調べはじめました。
そして知りました。ここエクアドルでだから作れるものがたくさんあるということを。
そして感じました。それは日本へ渡り、世界へと渡る価値を持っているということを。
「ん?これもしかしたら私の強みを活かしながら、日本とエクアドルを身近にする良いきっかけになるのでは!?」
そう確信し、ブランド立ち上げを決意しました。
―ブランドコンセプトに込めた思い
『私の持ち味で世界を繋げる』
このコンセプトはまさに、上記のブランド立ち上げまでの経緯で述べたように、
このブランドを通して今私自身が目指していることでもあります。
と同時に、お客さまにもご自身の持ち味に自信をもっていただくきっかけになればという願いを込めています。
私が何かの縁あってたどり着いたエクアドル。そのエクアドルが持つ独特な文化や自然、そしてそれを活かして作られる商品。
それらはエクアドルの持ち味と言えるし、またそれらを日本の方々に提供できることは私の持ち味でもあります。
その土地にしかない持ち味、その人にしかない持ち味、そういった各々がもつ唯一無二の強みには
世界を股にかけ、世界を繋ぐほどの価値があると私は強く思っています。
わたしはわたしの持ち味で日本とエクアドルを繋げ、そしてそれを受け取ったお客さまにも
自分にしかない持ち味に大きな価値があること、
その持ち味が世界へ羽ばたく可能性を持っていること、
を商品を通じて感じていただければと思っております。
今後みなさまの元に上記の思いを込めたコンセプトのもと、心をこめて商品をお届けして参ります。
エクアドルの自然の象徴ともいえるほど人々に親しまれている木"ceibos"から名前をもらい、
その太く高い木のように、ここエクアドルから日本の皆さまに向けて、少しずつ根を、そして枝を伸ばしていきます。
私たちの商品とともに、お客さまの持ち味がより一層輝きますように、、、。
何卒、よろしくお願いいたします!
Ceibos(セイボス)
『私の持ち味で世界を繋げる』をコンセプトに誕生したエクアドル発ブランド。
エクアドルならではの「自然」「職人技術」が活かした
"ここでしか創り出せない商品"を通じて、
購入していただいたお客さまにも、
ご自身がもつ「持ち味・個性」や「自分にしか生み出せないもの」
の価値を改めて感じていただけたら幸いです。
私たちの商品とともに、お客さまの持ち味がより一層輝きますように、、、。